工場のレベル

なかなかこの辺りはソフト開発にも近いのでは?

  • レベル1:不良が社外へ出る

検査をしていないか、していても形式だけの工場は不良が工場の外へ出る(=不良品が出荷される)
この状態だと社外へでた不良の対策に追われて、赤字になる。不良ゼロにするためには工場をなくすのがよい
ソフト開発で言うと・・・プロジェクトを止める勇気?

  • レベル2:不良を社外へ出さない

社外クレームが絶えない場合でも予算に余裕があれば検査員を増やすなどでとにかく社外に不良を出さない状態。
不良対策のコストがなくなっただけも良しとするレベル
「不良を出してもクレームだすな」が目標。ただ、不良自体は作り続けてしまう。
ソフト開発で言うと検査検査検査・・・・

  • レベル3:不良を減らす

不良を出しても、次から出すな」が目標。
検査員を増やすのではなく、作業者のスキルアップや、
検査で不良が見つかったら製造工程に状況を知らせて作り方自体を不良がでないように改善していく。
ソフト開発で言うと一度見つけたバグは必ず回帰テストを通すようにするとかかな?

  • レベル4:不良を工程外へ出さない

「不良を出しても、不良を流すな」が目標。
作業者自身が自分の工程内でチェックして検査していく。
そのためには自動検査機器が必要になってくる。
ソフト開発で言うとユニットテストの自動化がされていてチェックインする時には必ず動作するコードになっている状態。

  • レベル5:不良を作らない

「ミスをしても、不良を出すな」が目標。
人はミスをするから不良はなくならない!と考えるのは間違い。
不良は「結果」でミスは「原因」。
人がミスをしない!とは言い切れないのでミスが不良につながらないようにすれば良い。
ミスを最小限に食い止めたり、ミスできないような仕組みにする。
ソフト開発で言うとチェックインする前にユニットテスト通せといわれててもついさぼったり・・・
ってのができないようにチェックインポリシーで禁止したりとか?(TeamSuite使ったことないので詳しく分かりませんが)

  • まとめ

より根本的な品質アップのためには後工程ではなく、問題の起きた工程内で問題をつぶすようにしていくのが工場のQCを上げるコツ。